一般社団法人日本難病・疾病団体協議会(JPA)(代表理事:吉川 祐一)と一般社団法人全国がん患者団体連合会(全がん連)(理事長:天野 慎介氏)は、超党派議連「高額療養費制度と社会保障を考える会(仮称)」の発足に向けて、2025年3月3日(月)に発起会を開催いたしました。
2025年3月現在、第217回国会において、高額療養費引き上げについて議論が行われています。
2月28日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の野田佳彦代表は「引き上げの全面凍結」を求め、石破茂首相からは「2025年8月からの引き上げは予定どおり行う一方、2026年8月以降の制度のあり方については、患者団体などの意見も聴いたうえで改めて検討し、今年の秋までに決定する」との政府修正案が示されたところです。
今回の高額療養費の引き上げに関する国会での審議の結果、今後「全面凍結」となった場合、あるいは政府修正案の通りとなった場合、いずれであったとしても、高額療養費制度のあり方について議論が行われることとなります。
また、今回の高額療養費の引き上げを契機として、国会のみならず広く国民の間でも、高額療養費制度と社会保障のあり方についての議論が高まりつつあります。
このような状況を踏まえ、一般社団法人全国がん患者団体連合会(全がん連)と一般社団法人日本難病・疾病団体協議会(JPA)では、今後の高額療養費制度と社会保障のあり方についての議論は、患者団体も参画する超党派議連での議論が必要と考えています。
このたび、今回の高額療養費引き上げに関して、全がん連とJPAが既に要望を伝えている与野党の議員の皆様へ、超党派議連「高額療養費制度と社会保障を考える会(仮称)」発起会開催のお知らせと、同議連への参加をお願いいたしました。
高額療養費制度と社会保障のあり方についての議論は、我が国の国民皆保険の根幹に関わる議論であることから、今後、与野党の議員の皆様に同議連への参加を呼びかけ、今後の設立に向けて準備を進めてまいります。
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